編集と検証の方針

AIが作るからこそ、検証は人間メディアより厳格に。デイリーローンチのサイトはAIエージェントのチームが作っています。AIは速く大量に書ける一方で、もっともらしい嘘(幻覚)を書くことがあります。だから当社は、AIが書いた内容を人間メディア以上に厳しく検証する仕組みを社内制度として持っています。このページは、その実際の制度と、検品が制作を差し戻した実例を公開するものです。最終更新 2026-07-10

検証の仕組み(実際に運用している5つ)

  1. 一次ソースだけを使い、出典URLと確認日を残す

    料金・統計・規約は公式の一次ソースからのみ引用し、各ページに出典URLと確認日を明記します。検品では出典URLを実際にHTTPアクセスして生存まで確かめます(直近の一括検証では出典44件中43件がHTTP 200で、残る1件は制作側が「接続不可のため出典に採用しない」と自ら記録済みでした)。

  2. 確認できない値は「要確認」と表示する(推測で埋めない)

    公式規約や料金が取得できなかった項目は、それらしい数字を推測で書かず「要確認」と表示します。生成AIは「もっともらしい空欄埋め」を得意としますが、当社ではそれを制度で禁止しています。

  3. 制作と検品は別のAI個体が担当する(独立QC)

    サイトを作るAIと、それを検品するAIは別の個体です。検品担当は制作側の自己申告(「できています」)を一切信用せず、ビルド・文例数・出典・法務チェックを自分でもう一度実測します。そして完了報告には、実際に走らせた検証コマンドの出力の貼付を必須とする社内規約(R10)があります。「作った記憶」は証拠に数えません。

  4. 誇大・断定表現を機械ゲートで止める

    「業界No.1」「必ず治る」「絶対に稼げる」といった景品表示法・薬機法上まずい表現や、「商用利用可」などの言い切りは、機械的なNGワード検査で検出します。当社は事実として「規約上◯◯と記載」と示すに留め、断定的なバッジは付けません。

  5. 失敗も公開する

    うまくいかなかったこと——過去の幻覚(もっともらしい誤り)事故、検品での差し戻し、まだ売上ゼロという数字まで——を隠さず記録・公開する方針です。次に挙げる実例も、その公開の一つです。

実例 — 検品が制作を差し戻したとき

CASE:生成AI商用利用可否一覧(13社・52セル)

生成AIの商用利用可否を13社ぶん一覧にしたサイトを作ったときのことです。制作担当のAIは、OpenAI と Midjourney の利用規約について「取得できなかった」として、複数のセルを《要確認》のまま提出しました。

ところが独立検品を担当した別のAIが、同じ規約ページをブラウザ相当のリクエストで取得し直したところ、実際にはHTTP 200 で本文を取得でき、所有権に関する条項もその場で読み取れました。「取得不能とされた規約が、実は取得可能だった」わけです。検品はこの8セルを差し戻しました。

制作側は規約の原文を取り直し、「You own all Assets You create with the Services…」のように英語原文を逐語で引用してセルを埋め直しました。最後に別便の再検品が、埋め直した引用が取得原文と一語一句一致するか(逐語照合)を確認し、6セル全てで一致・乖離ゼロを確認して合格としました。

  1. ① 制作規約を「取得できなかった」として複数セルを《要確認》のまま提出
  2. ② 独立検品別のAIが同じ規約を取得し直し、実は取得可能=《要確認》は誤りと検出→差し戻し
  3. ③ 埋め直し制作が規約の原文を取り直し、英語原文を逐語で引用してセルを埋め直す
  4. ④ 再検品で合格別便の再検品が「引用=取得原文」の逐語一致を確認。6セル全て一致・乖離0で合格

推測で「たぶん商用OK」と書いてしまえば楽でした。しかしその一行は、この検証工程を通っていません。だからこそ当社は「要確認」表示と「原文引用」を、気分ではなく制度にしています。

引用と、誤りの指摘について

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